今日、山野草先生にガイドをお願いして山歩きしてきました。
標的は佐渡自生の「クマガイソウ」にロックオン!!
かなり深い山の中に行くので長靴&長袖&厚手のズボン&軍手の装備。
道具はカメラのみ。食料も持って行きます。
天気が良いのでよかったぁ。
道中「ユウシュンラン」にも出会い、超ラッキー。
画像は旅館のHPの「佐渡の山野草
」に掲載したいと思います。
途中、倒木、がけ崩れ、道に迷うなどのアクシデントもあり、本当にたどり着けるのだろうか?
という不安にかられながらも、一心不乱に歩き続ける事約2時間。
お!おぉ!!出たぁ!!!
こ・これが・・・あの・・・クマガイソウ!!
天野尚さんの写真集では大塚山で撮影しているようです。
伊藤邦男先生著書の佐渡の花には小木町宿根木と記載されています。
自生地保護の為、撮影場所は伏せておきます。
こちらはアップの画像。
以下Wikiより引用
特徴
クマガイソウは、北海道南部から九州にかけて分布するラン科アツモリソウ属に属する植物である。低山の森林内、特に竹林、杉林などに生育し、大きな集団を作る。草丈は40cmくらいまで、葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。
和名の由来
クマガイソウ、アツモリソウの名は、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立て、がっしりした方を熊谷直実(くまがいなおざね)に、優しげな姿の方を平敦盛(たいらのあつもり)にあてたものである。花色がそれぞれ白、赤っぽいため源氏の白旗、平氏の赤旗に見立てたための命名ともいわれる。白花のアツモリソウを昔はクマガイソウと呼んでいたという説もある。
自生地の現状
栽培のための乱獲によって自生を見ることは今やまれである。クマガイソウは無菌播種による増殖技術が確立されておらず、アツモリソウのように実生増殖した苗を大量供給することはできない。にもかかわらず、悪質なマニアや業者に乱獲、盗掘され続けている。このままなら絶滅するといっても過言ではない。
自生地保護のために
クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類とされている。日本の県レベルではさらに高いレベルで絶滅が危惧されている県もある。これを乱獲、盗掘することはもちろん、乱獲、盗掘されたものを取り扱う業者から購入することは、自生地の損失を助長する行為で決して行ってはならない。
ということです。
あ、ツバメオモトのことを忘れてました(笑)
クマガイソウのところからさらに山頂目指してひたすら登ると、大きな古代杉がありました。
新潟大学の演習林の古代杉に匹敵するぐらいの大きさです。
その根元にあるわ、あるわ。
5~6株ぐらい群生してました。
んで、さらに奥へと進むと・・・あぁ、なんともまぁ、こんなにあるのね。
ってぐらいあっちこっちツバメオモトだらけ。
花期が短いのか、花が散っているのも数株ありましたが、丁度今が見頃だったのかも知れません。
葉っぱはツルンとして光沢があり大きく、そこから茎が伸びて小さな白い花を咲かせます。
葉は万年青(オモト)のようで、花が終わると瑠璃色の実をつけるそうです。
その実の色からツバメの頭を連想させるということから、ツバメオモトと名前が付けられたそうです。
その花がこれだ!
思ったより葉っぱは柔らかく、しっとりした感じ。
いやぁ、小さく可憐で美しい花です。
佐渡の自然に癒されます。
日ごろの疲れや、悩みとかいろんなものが吹っ飛びます。
(体力的には疲れたけどね。。。)
花を見る余裕を持つこと。
それは、気持ちの余裕を持つこと。
ほら。道端に生えているじゃないですか。
小さな花でも目を凝らしてみると、意外と可愛らしい形をしていたり、綺麗な色をしてたり、気づかないことが多いんです。
それって、人間関係でも同じことが言えるかもしれませんね。
今まで気づかなかったその人の良い面が見えるかもしれませんよ。
そう、気持ちの余裕を持つってそういうことなんですよね。
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